日本ビジネスモデル学会誌

 わが国における唯一のビジネスモデル総合誌







         

   【巻頭言】 DXか、それともUXか

いうまでもないが、企業が永遠に成功し続けることは難しい。それは、昨今のソニー、シャープ、東芝の状況を見ても分かるだろう。ビジネスモデルは、常に変革を必要とするものであり、また創造されていくものである。では、既存のビジネスモデルの変革や新しいビジネスモデルの創造というビジネスモデルの進化要因は何であろうか? ・・・ 
張輝|立教大学大学院 客員教授
 BMAジャーナル 編集長
 

【研究発表|寄稿論文】
  「ホワイト企業」と「健康経営」のリクルートにおけるイメージ分析

新井卓二 |山野美容芸術短期大学 特任教授
玄場公規 |法政大学大学院 教授

本研究は、「健康経営」における5つの期待される効果のうち、近年の人手不足により注目を集めている「リクルート効果」の検証を、求職者である大学生の就労アンケートの結果から、日本における実態を明らかにするものである。米国において、企業が健康経営に取り組んだ結果「リクルート効果」の実証論文は存在するが、日本において同様の実証結果は得られなかった。しかし、経済産業省の・・・   


レフリー原著



【レフリー原著|研究論文】
  経営危機からの再生における経営(ガバナンス)改革の有効性
   ― 継続企業の前提に関する注記開示企業での実証分析―



堀内雅生|早稲田大学大学院商学研究科 博士後期課程


本論文は日本においてコーポレート・ガバナンス強化で実質的に義務化された社外取締役設置の効果を検証する。先行研究は、収益性や株主価値に有意な関係がないという議論が多くあるため、経営危機からの再生過程に着目し、継続企業の前提に関する注記を開示した上場企業を分析した。その結果、収益性や株主価値の程度によって、社外取締役比率に有意な差が見られたが、事例研究の結果、GC注記企業の再生には社外取締役の登用に加えて経営(ガバナンス)改革が重要であることが示唆された。 

 



 
     
【レフリー原著|事例研究】 
 医療事務職を養成する大学の
 マーケティング戦略に関する一考察


 福山祐介|藤田医科大学広報部事務職

医療事務職養成大学の受験生募集停止の流れは顕著であり、保健医療経営大学(福岡県)は募集停止、成美大学(京都府)は公立化へ舵を切るなど置かれている状況は大変厳しい。しかしながら、入試広報業務に携わる中で、募集停止後も受験生・高校教員・保護者から・・・ 
【レフリー原著|資料】 
 
総合商社による事業ポートフォリオ編成の定量評価

 畑憲司|フリーコンサルタント

総合商社のビジネスモデルが2000 年代に入って大きく変化したことは、多くの先行研究から示されているところである。近年、総合商社は、主として海外における金属事業投資や、エネルギー事業投資について、度重なる減損損失の計上を繰り返してきた。一方筆者は、総合商社が唱える、いわゆるバリューチェーン戦略が、特に・・・ 

 


 

【実学広場】 
  





特集|来るべき宇宙ビジネスの広がり、可能性、課題|講演スライ等(一部講演者)

講演|世界の宇宙ビジネスの現状と将来 … JAXA のビジョン 

岩本裕之|宇宙航空研究開発機構 ( JAXA ) 新事業促進部長

1991年、宇宙開発事業団 (NASDA) 入社。産業連携センター新産業グループ長、衛星利用推進センターミッション企画室長、ワシントン駐在員事務所長を経て、2018 年7月より現職。宇宙の営業マンとして、民間企業と宇宙ビジネスを共創する「宇宙イノベーションパートナーシップ ( J-SPARC ) 」制度や宇宙利用拡大・産業振興施策を推進している。

    
講演|ispace の挑戦 … 宇宙に人類の生活圏を作る 

袴田武史|株式会社 ispace 創業者兼代表取締役

子供の頃に観たスターウォーズに魅了され、宇宙開発を志す。ジョージア工科大学で修士号 (航空宇宙工学) を取得。大学院時代は次世代航空宇宙システムの概念設計に携わる。2010 年より民間月面探査レース Google Lunar XPRIZE に参加する日本チーム「ハクト」を率いた。現在は史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を主導している。

   
雑考|使える「有用性」から活かせる「事業性」へ 

星野卓哉|経営コンサルタント

昨今の宇宙ビジネス関連の話題が従来に比べて多様化しており、遠い遠い宇宙が近くなってきそうな気もする。一方、世の中、新たなビジネスの創出をめぐるリモートセンシング(「リモセン」と略称)の議論には、いまだにリモセン技術論が主流であり、ビジネス創出論の不在が衛星写真ビジネスをめぐる議論の死角になっているのではないか。



 
     
対談スピーチ|何をしに宇宙に行くのか? 

対談スピーチ|宇宙にくらす 

藤島皓介
東京工業大学 特任准教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授
  小正瑞季
リアルテックファンド 業務執行役グロースマネージャー
Space Food X 代表

2009年、日本学術振興会海外特別研究員、NASA エイムズ研究所の研究員などを経て、現職。研究対象は宇宙生物学と合成生物学。”宇宙における生命”全般を研究テーマとして扱う。コズミックフロント ( NHK BS プレミアム )、真相報道バンキシャ! (日本テレビ) など TV 出演歴あり。
 
2015年から、宇宙輸送船、探査機、アバターロボット、食料生産技術、次世代バッテリーなど人類の宇宙進出に必要となる技術を持つベンチャーを幅広く支援する。2019年に JAXA やシグマクシスら 40 以上の企業等と共に世界初の宇宙食料マーケット共創プログラム Space Food X を創設し、代表を務める。






【学会動向】 
 

BMA主催シンポジウム| 今回の世界的な新型コロナウイルス感染症の流行は、果たして我々の社会や経済、そして暮らしを変えていくものなのか。あるいは、この危機をチャンスと捉えて我々は何を変えていくべきなのか。今回のオンラインシンポジウムでは、北米、中国そして日本から、経済、経営、デジタル社会のそれぞれ第一線の専門家をお迎えして、多面的にコロナ感染症が与えたインパクトと今後の変革について考えて頂いた。
BMA会長 平野正雄



BMA主催 Evening Session 
  
左:第22回ES 中:第23回ES 右:第24回ES
 
第24回ES: 新型コロナウィルスの拡大に伴う、多くの産業が従来とは異なるビジネスの方法を模索する中で、教育産業もまた大きく変化が要求されている産業となっている。そこで、第24回ESでは、一橋 ICS Associate Professor & MBA Program Director の藤川准教授をお招きし、当学会プリンシパルを務める土屋繼がホスト役になり、今後の大学院教育のビジネスモデルのみならず、大学院を始めとした社会人教育のデジタルトランスフォーメーション ( DX )、特に提供価値となる「 学習体験 」について議論して頂いた。( 第24回ESの動画視聴はこちら


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